こんな時だからこそ、やりたかったことに挑戦します

お題「#おうち時間

こんな時だからこそ、やりたかったことや大切にしていたことを見つめ直すチャンス、そして一歩踏み出すチャンスですよね。本日ブログデビュー。これが私のおうち時間。

ずっとやってみたかったこと。それは個人的なライフワークだったことを何か形にして纏めていくこと。そして今日、ようやくブログにたどり着きました。

世界のテキスタイルや文様が好き。調べたり、旅をしたり、集めたり、体験したり、独自に解釈したりと、これまで探求してきたことや想いを纏めていきたいと思っています。

 

では、なぜテキスタイルや文様が好きなんでしょう。布やその色柄。

布にはいろいろな役割がありますが、その原点として、人が命や健康を守るために、長い長い歴史の中でずっと重宝してきたことは確かです。身にまとう衣類のみならず、ラグや建材など人として生きる「暮らし」に深く密着した素材。何気ないけれど最も身近な「もの」だと思いませんか。

世界各地の人々の暮らしと共に在る布。素材や用途など、その土地の文化や歴史が生きています。世界は様々な文化で溢れています。布はその縮図であり歴史もぎゅっと詰まっています。それが魅了されてしまうポイントです。

しかも人は、その布に色や柄を施すようになりました。なぜわざわざ?手間や時間のかかることを?その柄は誰が考えたの?その意味は?そんなことをひとつ一つ紐解いて、つぶやいていきたいと思います。それは人類の文化史のひとつとも言える、壮大な物語になります。ブログを読んでいただいて、何かのヒントや興味に繋がっていただければ幸いです。

 

今日は記念すべきブログ初日なので、なぜ文様が好きなのかの私の原点とも言える「文様は愛」という想いについて少しだけ。。。 

先ずは、日本のアイヌ民族の文様について少し触れます。アイヌ民族の存在は多くの方がご存知と思います。現在の北海道を中心に古来より住んでいた民族ですが、そのアイヌには独特の文様があります。そしてその中には、魔除けのおまじないが込められているものがあると云われています。

 

それは家族のために狩に出る人を「守る」ためのものであったという説。

無事に帰って欲しいという想い。

大切な誰かのための、祈りや願いが布に込められていました。

手間をかけて時間をかけて、手仕事で文様を施す。ただ一人のためだけに丁寧に作り出す。文様はアイデンティティであり、人の営みの温かく素敵なことの表れなのです。

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